日本の文化や景色が良くて留学に行きたいと思ったことはありますか? 生まれた国を離れて日本で生活をするということは思うように簡単に決められることではありません。 しかし、日本での留学生活に必要な知識を事前に知っていけば、楽しくて意味のある時間を過ごせると思います。
2010年に初めて日本に留学に来て、今は日本の会社で会社員生活をしている経験をもとに、日本で効率的に留学するために知っておくべき内容をできるだけ分かりやすく整理して伝えます。
目次
日本に留学する理由

日本学生支援機構JASSOでは、2022年に日本で留学生活を送っている外国人9,000人を対象に日本への留学を決めた理由についてアンケートを行いました。 その結果、有効な回答が7321件あり、最も多く回答した出身国の順で中国3,256人、ベトナム1,505人、ネパール518人、韓国400人、インドネシア230人でした。
www.studyinjapan.go.jp/ja/_mt/2023/05/Seikatsu2021.pdf
- 日本で仕事をしたり、日本企業に就職するため 48.3%
- 学位を取得するため 47%
- 就職に必要なスキルと知識を習得するため 37.1%
- 教養を身につけるため 26.3%
- 日本語能力を高めるため 25.7%
- 国際的な経験を積み、国際的な人脈を作るため 24.8%
- 異文化に接するため 20.8%
- 国際的な考え方を身につけるため 20.3%
- 良い環境で研究を行うため 12.1%
アンケートの結果を見ると、外国人が日本に留学する理由は大きく分けて就職または進学だという事実が分かります。 そして日本語を含めて文化を学ぶために日本留学を決める人たちも2割以上を占めていますね。 皆さんの中にも同じ理由で日本に留学したいと思っている方がいると思います。
まず、はじめに日本に留学を行くために基本的に必ず準備しなければならない内容について説明します。
日本留学のために備えるべき必須条件

海外に留学するということは人生で重要な時期の一部を適応ができない地域で長期間生活しなければならない大変な決定です。 それで留学を決める時は具体的な計画を準備しなければならないのに、意外にもこの部分を考えずにむやみに海外に行く方がいます。
留学の目的を決めること
日本への留学を決めるには、まず最初に決めるべきことは、日本語が流暢に話せるようになったら何をしたいかを決めることです。 目的もなく留学生活をされた方々のほとんどが就職や進学もできずに帰国する場合が多いです。
また目的なしに日本語を勉強すれば活用したい所がないから日本現地で生活をしても積極的に日本語を使わなくなり、結局日本人たちとの対話に困難を感じるようになります。
このような問題点を解消するために、どのように留学する目的を決めればいいでしょうか? 例を知りたい方は、韓国からの和久井正が日本への留学を決めた理由を参考に留学目的を決めてみてください。
日本語能力試験は最低でもJLPTのN2以上
日本では進学および就職のためにJLTPという日本語能力試験を勉強する必要があります。 N1からN5まである日本語能力試験は、大学または企業で外国人を受け入れる際に日本語能力を判断する基準として使われる資格の一種です。 そしてJLPTはN3でN5は取得しても受け入れてくれるところがほとんどありません。
N2から実際に多く使われる日本語を勉強するようになり、日常生活で使えるという基準があるのでN2が必要で、4年制大学に留学を希望する方はN1を取得しなければ応募できないということを覚えておいてください。
それで、多くの外国人がJLPT試験を一生懸命勉強するのですが、たまにJLPTN1を取得しても進学や就職ができなかった方に会うことがあります。 その理由は書類的には問題がないが面接で対話が通じないということでした。
結局進学および就職をするために基本的に一番重要なことは日本語会話能力を育てることであり, 母国ではない日本で日本語を勉強する一番大きなメリットは道を通ってもすべて日本語しかないので本人次第でいくらでも会話能力を育てられるという点です。
そして日本語を日本で学ぶために一番先に入学しなければならない所は日本語学校で, 日本にある日本語学校は約600ヶ所があってどの学校が良いか選択する時は差異点をよく理解して選択しなければなりません。
日本語学校の選び方

日本の法務省は日本語学校に入学した外国人が順調に学校生活ができるように正しく教育サポートをしたかについて順位を定めていますが、その中で最上位に属するのが適正学校です。 適正学校として認証されれば、学校入学のためにビザ申請をする場合、高い確率で留学ビザが発給されることがあります。
そして適正学校の基準を3年間維持しながら期間中に留学生によるトラブルが0の場合に認められるのが優良校であり、優良学校に認定されれば留学生が法的トラブルおよび信用的問題がなければ100%確率でビザが発給されます。 日本に留学を申し込んだ時、学校側の面接をパスしてもビザが発給されないと申込書だけ支払って入学することができなくなるので、日本語学校を選択するなら優良学校を選択した方が良いです。
日本語学校が決まったら出国する前に準備しておくことがあります。
日本語学研修の準備から出国までの過程

海外に語学研修に行く時は費用がたくさんかかると思う方がいます。 日本ではアルバイトをしながら日本語学校に通うことができます。 基本的に一週間に28時間アルバイトが許され、夏休みや冬休みのように長い休日期間中は一日に8時間までアルバイトができるので生活費を稼ぎながら語学研修ができます。
でも、日本に着いてすぐにアルバイトができるわけではないので、語学研修の準備をされるときは、少なくとも3ヶ月分(約15万円)の生活費を持って出国されることをお勧めします。 そしてノートパソコンを除いた家電製品や寝具類は持ってくるより日本現地で購入された方が良いです。 コートを含めた衣類も、1週間以上着替えられる程度は持ってきた方がいいですよ。 衣類がそんなに高いわけではないので、アルバイトをして日本で購入される方もいます。
ビザ関連部分は決まった学校側がいつまでどこで何をすればいいか案内してくれるからそんなに心配する必要はないが寮生活ができる日本語学校でなければ個人的に不動産契約をしなければなりません。 日本語がわからない状態で部屋を探すというのは決して簡単なことではないので、ぜひ寮のある日本語学校を選んでください。
このように必要なものがすべて準備できたら、飛行機のチケットを予約して日本に出国すればいいです。 この時、日本語学校側から空港まで迎えに来てくれるのか、それとも本人が直接日本語学校を訪ねて行くのかについても問い合わせてみてください。
日本に留学にいらっしゃる多くは東京に留学しようとする場合が多いです。 しかし、地域によって生活費と家賃などが差が多いので、必ず費用的部分を理解して選択しなければなりません。
日本留学に必要な東京と地方(群馬)の現実的な費用

東京のような都市に比べて、地方はほとんどの費用が安い方です。 でも地方なので、東京に比べると放課後を楽しめる施設はあまりないと思ってください。 ただ、日本は各地域ごとに毎年同じ期間にお祭りをするので、そういう文化は楽しいでしょう。 群馬と東京を比較してご紹介します。
区分 | 東京 | 群馬 |
年間学費 | 838,000円 | 835,000円 |
ワンルームの家賃 | 86,310円 | 36,850円 |
ワンルームの光熱費 | 13,098円 | 6,338円 |
物価水準 | 104.7 | 96.2(全国2位) |
アルバイト最低時給 | 1,113円 | 935円 |
上の表を見れば分かるが年間学費を見れば大きい差はないが職業日本で生活する部分で見れば圧倒的に金額差があります。 最初は東京に日本語学校が多いという理由で筆者も東京で日本語学校に通っていたが、今考えてみれば地方に行った方が貯蓄もしながら留学生活ができたのではないか? と思うほどです。
アルバイトの時給が200円程度しか差がないのに毎月家賃は2倍以上差があって光熱費だけしても侮れません。 海外にいると少しでも節約して勉強に集中できる快適な環境を作りたいと思っていますが、東京ではそうではなかった記憶があります。
でも、東京は人口が最も多く、施設も多様で電車も多いので、便利なエリアであることは間違いありません。 ただ空気を比べると脂肪が圧倒的にきれいなので、空気もきれいで水もきれいなところで語学研修に集中したいという方は日本語学校を地方に決めてください。
日本語学校卒業後の進路

日本語学校は期間ごとに卒業する年度が違います。 そのため、いつまで学ばなければならないという基準がありません。 本人が判断した時、進学または就職できるほどになったと思ったら卒業手続きをしていただけます。
卒業後、就職を準備される方は、特定技能ビザなど就職に必要なビザを調査し、日本語学校の担任の先生と就職する会社の面接について相談してください。 逆に進学を希望される方は、まず専門学校に進学するか大学に進学するかを決めなければなりません。
日本での専門学校とは高等教育機関で、海外では専門大学と呼ばれる機関です。 専門学校と大学は在学期間のみ進学目的が異なるので、違いをしっかり確認して決めてください。
日本の専門学校と大学の違い

専門学校も大学と同じように日本の高等教育機関です。 ただ学科によって1年制から4年制に分かれていますが、日本の全専門学校の半分以上が2年制です。 それに比べて大学は必ず4年制で、学士、修士、博士、短期大学では短期大学士の学位を取得できるという違いがあります。
そして専門学校では授業の80%が就職を目的に専門教育を勉強しますが、大学は学術的、論理的な部分を学ぶことで幅広い教養を身につけることが目的です。 このような部分を理解して日本語学校の担任先生と相談をすれば具体的で意味ある留学生活を過ごせると思います。
言語は習慣であり、習慣は継続的に活用することに意味があります。 日本語を本格的に学ぶために日本に留学にいらっしゃる方は日常生活でも日本語が使えるように多様な国籍の友達と付き合うことをお勧めします。 日本語学校で同じ国の友達とずっと過ごしながら母国語だけ使えば毎日日本語を使う友達と言語駆使能力に多くの差を感じることができます。