群馬の会社必読！壊れたパソコンを安全に処分するためのガイド
今日では業務の効率化に不可欠なツールとしてパソコンを使った仕事が増えています。
社内でのパソコン使用が増えるにつれ、その修理や管理の必要性も高まっています。しかし、国内ではまだパソコンの使用者数に比べて、修理店の数が不足しているという現実があります。
一因として挙げられるのは、多くの企業がパソコンを消耗品と見なし、2～3年で新しいものに置き換える傾向にあることです。この習慣は、旧来のパソコンの処分方法に頭を悩ませる企業の担当者にとって、大きな課題となっています。
パソコンをどのように処分すべきかお悩みの会社の担当者様は、この記事を最後まで読んでみてください。
目次
現在のパソコンの状態を正確に把握しよう
パソコンが故障したと思われる場合、一般的に電源が入らない、青い画面（ブルースクリーン）が表示され続ける、キーボードが反応しない、または異常な音がするなどの症状が見られます。
これらの症状が現れた際は、即座にパソコンの処分を考える前に、実際に処分が必要かどうかを慎重に検討することが大切です。
パソコン修理が可能な故障現象
故障と思われたとき直すのが難しそうですが、すんなり直せる現象についてお話します。
- 画面にブルースクリーンが表示されてしまったとき
青色の背景に白い文字で書かれている英文を見ると不気味ですが、内容をよく見ると、エラーコードが表示されているのが分かります。
今回の画像であれば「0x0000000A」と表示されています。
スマートフォンや他のパソコンを利用して、この「0x0000000A」を検索してみると対処する方法を紹介する記事が出てくるので、自力で修復に挑戦してみてください。 - ビープ音がする時
スピーカーやモニターではなくパソコン本体からピーという音がすることがありますが、これをビープ音といいます。 パソコンの問題を把握するために、BIOSによってビープ音の信号を変えて状態を確認することができます。
スピーカーやモニターではなくパソコン本体からピーという音がすることがありますが、これをビープ音といいます。 パソコンの問題を把握するために、BIOSによってビープ音の信号を変えて状態を確認することができます。
ほこりの蓄積や冷却不足が原因であることも多いので、BIOSビープ音回数によるエラー内容まとめを読んでみるか、パソコンを置いている環境を改善してみてください。 - プログラムの誤作動
いつも使用していたアプリなどが誤作動を起こしたり、マウスやキーボードの反応が以前より遅くなるなどの問題は、パソコンのウイルス・悪性コード・メインメモリのオーバーフロー・ユーザーコンピュータのシステムプログラムの損傷・ハードディスクの物理的な一定部分のレコード損傷である可能性が高いです。
このような問題は、システムの再インストール（Windowsを初期化状態にする）で解決されることが多いので、パソコンを処分するほどではないと思われます。
パソコン修理が難しい故障現象
一方で、修理が難しいケースもあります。特に、システムの再起動や自動終了が頻発する場合、ハードディスク以外の部品全体に問題がある可能性が高く、新しいパソコンへの買い替えをお勧めします。
パソコンのフリーズ
フリーズする主な原因としては、Windowsがエラーを検出できず、BIOSも電子的なエラーを報告できない状況が挙げられます。
これは、パソコンの開発者も予想外のエラーが発生したことを意味しています。映像編集やグラフィック作業を行うパソコンの場合はグラフィックカードが原因である可能性が高く、その他の作業時にフリーズが発生する場合は、CPUの問題を疑うことが重要です。
パソコンの再起動と自動終了
パソコンが勝手に再起動したり、自動でシャットダウンしたりする場合、ブルースクリーンやビープ音でエラーが検出できなかった場合の反応と考えられます。このような状況では、ハードディスクを除くパソコン全体に問題があると判断するのが妥当です。この段階に至ったら、新しいパソコンの購入を検討することをお勧めします。
パソコンが壊れやすい環境
多くの職場では作業の邪魔にならないようパソコン本体をデスクの下に設置しますが、この配置が故障の原因となることがあります。床には常にほこりが溜まりやすく、パソコンの電源供給装置にあるファンが作動すると、このほこりが内部に吸い込まれ、部品に蓄積することで故障や火災のリスクが高まります。
パソコンが正常に機能しなくなった場合、部品の老化が原因であることも多いです。特定の部品の故障が明らかであれば、その部品のみの交換で解決可能ですが、故障箇所が特定できない場合は、パソコンの処分か新規購入を検討するべきです。適切な処分方法を理解していれば、新しいパソコン購入時に少しでもコストを抑えることが可能です。
パソコン処分の選択肢と対策
パソコンを今後使用する見込みがなければ、専門業者に処分を依頼するのが一般的です。
しかし、譲渡や販売を考えている場合は、データの扱いに特に注意を払う必要があります。
パソコンを処分する場合
パソコン処分の際、最優先事項はデータの安全性です。業務用パソコンが機密情報を含んでいる場合、ハードディスクをそのままにして処分業者に委ねることは避けるべきです。データの悪用を防ぐため、ハードディスクの物理的な破壊や、専門業者によるデータ消去の依頼を検討しましょう。
社内での再利用
会社内で別の部署へのパソコン譲渡は一般的です。この場合、パソコンをフォーマットしてから引き渡すことで、新たな使用者がすぐに使い始められるようにすることが推奨されます。
外部への販売
パソコンを外部に販売し、その収益で新しいパソコンを購入することも選択肢の一つです。しかし、データの秘密保持を最優先に考えるなら、ハードディスクを取り外してから販売することをお勧めします。これを行うには、社内に適切な知識を持つメンバーがいれば理想的ですが、そうでない場合は専門の業者に処理を依頼することを検討しましょう。
処分方法の選択
パソコンは一般的なごみとして処理できないため、適切な処分方法を選ぶ必要があります。選択肢は主に以下の通りです。
1.区役所及び市役所
家庭用パソコンは、インターネットや窓口を通じて区役所や市役所に処分を申請することが可能です。ただし、業務用のパソコン処分については、地域によって取り扱いが異なるため、所在地の区役所や市役所への確認が必要になります。
2.専門業者への依頼
産業廃棄物処理許可を持つ業者に処分を依頼する方法もあります。この場合、ハードディスクの物理的な破壊を依頼することが可能で、データの復元が不可能になります。これにより、情報漏洩のリスクを回避できます
3.購入先の回収サービス利用
一部の販売業者では、新しいパソコンを購入する際に、古い機器を無料または有料で回収してくれるサービスがあります。ただし、業務用の場合、回収できる台数に限りがあるか、処分に費用がかかることもあります。また、ハードディスクを完全に破壊してくれない場合もあるため、サービスの詳細を事前に確認することが重要です。
パソコン処分時の注意事項
パソコンは他の電子機器と比較してコンパクトなものの、適切な処分方法を守らなければ、法的な問題に発展する恐れがあります。特にノートパソコンはサイズからか不法投棄が発生しやすいですが、この行為は決して軽視できません。
リサイクルマークを確認する
パソコン本体やその付属品には、製造者のマークやリサイクルマークが記されています。製造元の公式サイトで、リサイクルに関する指示を確認しましょう。製造者によっては、特定の処分方法を推奨している場合があります。そのため、自ら処分する際には、製造者からの具体的な指示に従ってください。
無断で捨てたら間違いなく違法である
もし無断で指定されてない場所に捨てた場合<家リ法第58条>違反になり50万円以下の罰金が課せられる場合があります。更に廃棄物家電の収集運搬を無許可業者に委託していた場合、罰則（第25条第6号）5年以下の懲役又は1千万円以下の罰金又はその両方が課せられる場合があるので、製造元または産業廃棄物の許可を取っている業者に依頼をしましょう。
物理的ハードディスク破壊によるデータの秘密保持
データの漏洩を防ぐためには、ハードディスクの物理的破壊が推奨されます。外見上の損傷がなくても、データの復元が可能な場合があります。廃棄時にはハードディスクに穴を開けるなどして、データが復元できないようにしましょう。
不法投棄が環境に及ぼす影響
家電製品の不法投棄は、有害物質を含むことが多く、土壌や水質汚染、さらには大気汚染を引き起こす可能性があります。生態系への悪影響だけでなく、貴重な資源の浪費にもつながります。環境保護の観点からも、リサイクルや適切な廃棄手続きを行うことが求められます。
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